GoogleGuysがLang-8に遊びに来たよ! (そして出口社長の授業を受ける)

Googleの中の人たちがLang-8に遊びにきてくれました!

本社のProdcutManagerを中心に、16名程。総勢30名ほどで東アジアツアー(日本、中国、韓国、台湾)をしており、その最中に京都に立ち寄ったとか。
京都市内で二手に分かれて、うち一派がLang-8にきてくれたみたい。お昼前の一時間ほど時間をいただけることになり、Googleの中の人たちにプレゼンという、めったにない機会を得たので、どんな話をしたのか(したかったのか)を少し整理してみようかと。

まずオフィス室内に入ってもらい、熱気漂うサーバ群を眺めてもらう。

「ここでサービスを稼働させています」
GoogleGuys「この部屋、暑い。。。」

続いて共用会議室に移動してプレゼン。



Lang-8は、「誰もが先生になることができる、語学のためのコミュニティサイト」。Lang-8上では主に「書くこと(Writing)」を勉強する。今回は、サービスデモを挟みつつ、次のような切り口で説明してみた。

「Writingに的を絞った理由は2つ。」
「・他人のWritingを添削することはネイティブにとって非常に簡単である。
そのために、添削が簡単にできるツールを作った。」
「・Writing(とそれに付いた添削)は、他のユーザと簡単にシェアできるし、見直しもしやすい。」


「われわれは世界130カ国以上から56,000人のユーザを集めた。」
「半数以上が女性であり、20代が多い。Techオタクのためのサービスではない。」
「サービスはまだまだ非常にプリミティブで発展途上だが、熱心に使ってくれるユーザは多い。」
「Japanese POP cultureや、Comic、Mangaに興味があるアメリカ人とかね」

※ユーザ分布の詳細はWebでは公開していないので、塗りつぶしています。


GoogleではProductManagerがどの程度コードを書くのか分からなかったけれど(その後尋ねてみると、ほぼ全員がプログラマ経験者だった。「週に2日は書いてるね」という人も)、技術的な話題もはさんでみた。

Lang-8で特徴的なのは、フロントエンドとバックエンドを完全に分離して、Webインターフェース経由で通信を行っていること」
「フロントエンドに大容量memcachedを配置しているので、フロント-バック間のトラフィックはかなり小さい(現状のヒット率は97%以上)」
「なので、フロントエンドだけをクラウドに置く(バックエンドは手元のサーバで動かしつつ)なんてことも現実味があるかなーとか思ってる。」


ちょっと違った視点からLang-8を見てもらう。

「毎日1000件以上の添削データが集まってきており、既に数百万文のストックがある。」
「こんなコーパスデータは世界中で我々しかもっていない。自然言語処理的にかなり面白いデータだ」
「将来”機械添削”とかやってみたいと思ってる。」

GoogleGuysからは、Lang-8のビジネスモデル、将来展望、日本国内のVC事情等スタートアップ環境について聞かれる。また、うちへのアドバイスとして、語学学校との連携等、リアルビジネスの視点がGoogleGuysから出てきたのも面白かった。

最後に、玄関前で記念にパチリ。

GoogleGuysとLang-8メンバー。


GoogleUSBハブもらた。

あと、ちえのわとかヨーヨーとか鉛筆とか。

その後彼らは、京大のCS系研究室を回って学生と交流するということで、左京区に向かった模様(弊社は上京区に位置)。いっしょについて回りたかったんだけど、午後はライフネット生命出口社長の客演授業が同じく京大であり、こちらにどうしても参加したかったので断念。。

夜は西陣町屋スタジオで催された出口社長の講演会&懇親会に参加。かなり勉強になったし、出席者のお約束でもあるので、そのうち改めてエントリ書きたいです。
(1985年の時点で、各種統計が示す我が国の少子高齢化社会の到来(=既存生保にとっての破滅的な未来)を確信し、業界に新たな風が吹く「その時」を起こすため、自ら保険業法改正に尽力された、と。うーん、カッコいい。)

濃い一日でした。